社会人としてキャリアプランを立てる時は、まず期間と数字を重視しましょう。具体的には3~10年という期間を限定して、自分の求める理想像を組み立てていくことが大切です。
10年では短すぎると感じるかもしれませんが、それ以上先のことは、その後の状況次第でいかようにも変わってしまうことが多く、数年ごとに検討しなおした方が確実なためです。
また、プランを立てているうちに、理想と現実の差異に落ち込んでしまうことがあるかもしれません。例えば「3年後までに結婚」や「5年後に昇進」という目標を立てたとしても、自分一人だけで成し得ることではないので、実際にはうまく達成できないことも珍しくないでしょう。
そのようなズレを防止するためにも、「目標」だけでなく「目標を達成するために必要なことは何か」をプランにしていくことが大切です。
例えば結婚に向けて婚活をしようと決めた場合は、どのような方法で婚活をするのかを具体的に考えます。いくつの結婚相談所に登録するのか、お見合いを半年で何回行うのかなど、何をどうやって行っていくかが重要なのです。仕事におけるプランの場合は、成し遂げるための「昇進試験のテスト対策」や「月10件以上、営業を成功させる」といった具体的なものを掲げます。
キャリアプランを立てる目的の一つは、理想像を明確にしてモチベーションを高め、そこに至るまでの計画を推し進めやすくことです。そのため、漠然としたものではなく、期間と数字の二つを意識することが大事です。良いプランが立てられれば、働く女性の強い味方となってくれることでしょう。
プランを達成するための目標管理術については、【働く女性のための目標管理】で詳しく紹介されているので、参考にしてみると良いでしょう。